用語集
産業洗浄・管内調査・管更生・産業廃棄物処理・光触媒に関する用語集です
紫外線(しがいせん)
紫外線は、なかでも波長の長さによっていくつかに分類されるが、人間の健康や環境への影響がある部分は、UVA(波長380~315nm) UVB(315~280nm) UVC(280nm未満)に分けられる。UVAは細胞の機能を活性化させ、UVBは日焼けの原因になる。UVCは強い殺菌作用があり生物に対する破壊性が強いが、通常はオゾン層により地表には到達しない。
自走式TVカメラ調査(じそうしきてれびかめらちょうさ)
自走式TVカメラ調査は、主に下水道管路や排水管路などの管径が150mm~800mmの管内調査に用いる。一般的にはマンホール間を一工程とし、TVカメラを移動しながら直視または側視の映像をモニターテレビに映し出し、必要な事項を記録する。動画、静止画などの映像と、記録表などの書類の両方で記録保存するのが一般的である。
シックハウス症候群(しっくはうすしょうこうぐん)
シックハウス症候群は、建築用語または症候のひとつであり、新築の住居などで起こる倦怠感・めまい・頭痛・湿疹・のどの痛み・呼吸器疾患などの症状が現れる体調不良の呼び名である。新品の自動車でも同様の症状が報告されている。室内空気の汚染源の一つとしては、建物の建設や家具の製造に利用される接着剤などに含まれる有機溶剤、木材の防腐剤等から発生する揮発性有機化合物(VOC)があるとされ、カビや微生物による空気汚染も原因となりうる。
循環型社会(じゅんかんがたしゃかい)
循環型社会とは、有限である資源を効率的に利用するとともに再生産を行って、持続可能な形で循環させながら利用していく社会のこと。生態系の考えにたてば物質は元々循環しているものであるが、これまでの人間社会ではこの点について配慮されたことが無かった。不要物は破棄され、それを自然の循環システムに任せていたが、そのことが大きく環境を圧迫するようになり、人間が物質循環を助けることを考えようというのが循環型社会であるともいえる。
消臭(しょうしゅう)
消臭を目的とした消臭剤のメカニズムは、大きく分けると 1.化学的消臭法 2.物理的消臭法 3.生物的消臭法 4.感覚的消臭法 の4種類がある。芳香剤も消臭目的に用いられることが多いため、一般に芳香・消臭剤としてまとめられることが多いが、もともとの両者の目的はまったく逆であり、芳香剤は果物や樹木などの匂いで悪臭をマスキングする、または単純に香りを付けるだけで、消臭成分は入っていない。
除菌(じょきん)
除菌は、対象物から菌を除いて減らすこと。手を水で洗う、ろ過などにより菌を除くなど様々な程度と範囲があり、身近な言葉として定着している。カビや酵母などの真菌類は含まれない概念であることが多い。
食中毒(しょくちゅうどく)
食中毒とは、有害・有毒な微生物や化学物質など毒素を含む飲食物を人が口から摂取した結果として起こる下痢や嘔吐や発熱などの中毒の総称である。原因となった因子・物質によって 1.細菌性食中毒 2.ウィルス性食中毒 3.化学性食中毒 4.自然毒食中毒 その他に大別される。かつては、人から人へ感染が及ばないといわれていたが、O157などの腸管出血性大腸菌やノロウィルスは患者から患者へ感染するため、近年、国際的に食感染症として伝染病とあわせた対策がとられている。
触媒(しょくばい)
触媒(catalyst)は、特定の化学反応の反応速度を速める物質である。自身は、反応の前後で変化しないか、反応によって消費されても完了と同時に再生し、変化していないように見えるものも触媒とされる。新しい触媒が開発されると社会的にも非常に大きな影響を与えることがあり、その例は自動車の排気ガス浄化から食品の発酵まで、生活に深くかかわっている。